一般の方(患者さん・ご家族)向け

本研究のご紹介

本ホームページを閲覧いただき有難うございます。

本研究では、多発性筋炎/皮膚筋炎(以下、筋炎)の患者さんを対象とします。筋炎の患者さんでは、筋肉以外に、皮膚、関節、心臓、肺、消化管にも炎症が生じ、生活に支障をきたすことがあります。中でも、酸素と二酸化炭素のガス交換を行なっている肺の「間質」に炎症が生じる「間質性肺疾患」は、筋炎の患者さんの半数近くに合併します。この間質性肺疾患の進行スピードや重症度は、個々の患者さんで異なりますが、肺の病状が進行すると体内で酸素不足となり、呼吸困難が生じ、命の危険にさらされます。

しかし、この病気が、「どのような機序」で生じるのか、どの患者さんが「どの治療法」がより効きやすいのか、まだ十分にわかっておりません。また、より早期の適切な診断の方法や、治療前後での肺の病状を適正に評価する方法は定まっておらず、検査や治療に関して、まだ詳細にわかっていないことが色々とあります。

そのため、本研究を通じて、より適切な診断及び治療法を患者さんに提供することで、少しでも支障なく、日常生活を快適に送って頂けますことを目指していきます。

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